「高血圧症」と「かくれ心筋梗塞」について
平成28年度 第2回区民健康教室
2016/09/10 14:30 髭 勝彰(ひげ かつあき)先生 (ひげクリニック院長)
高血圧は症状が出にくいにもかかわらず、放置すると寿命を縮める大きな病気を引き起こします。それ自体は死亡の原因にはなりませんが、血圧が高いことによって起こる心筋梗塞や脳梗塞など様々な合併症によって寿命を縮めてしまいます。
その心筋梗塞の中に何の痛みもなく、本人も気づかないうちにそのまま突然死に至ってしまうタイプがあります。 その名も「無痛性心筋梗塞(かくれ心筋梗塞)」、心筋梗塞発症者の3割は胸の痛みがありません。心筋梗塞は、発作が起こったら一刻も早く処置する必要がありますが、痛みがないと発作そのものに気付くことができないため、治療が遅れていまいます。
それぞれの予防法や対策についてお話しさせていただきます。